ご存知ですか?現在、日本で使われている畳表の約80%は中国産。国産の畳表はわずか20%です。
そしてその内の95%強は、熊本県で生産されています。
上質な畳表を作るためには、質の良い「い草」を育てなければなりません。
熊本の地で、大切に生産されている「い草」で作った熊本産畳表は、畳を愛する店主の目で見ても納得の素晴らしさ。
その品質と耐久性は、とても信頼できるものなのです。
日本の畳文化を継承していくためにも、熊本県産の畳表をずっと作り続けていただきたい……。
そんな想いから、たたみ工房ときわでは、熊本産の畳表を全力で推奨しております!
い草は農産物。刈り取ったい草の長さや実の充実度など、一本一本の質で、畳表としてのグレードが決まります。
このラベルが熊本県産の目印。生産地や生産者名はもちろん、QRコードを読み取ると、い草の畑での生育ログ(植え付けから刈り取りの記録)まで確認できます。
こちらは最上級の【王将】クラスの畳表。麻麻5本芯の経糸に、質の良いい草がぎっしりと織り込まれています。
国産畳表への熱い想いから、熊本県のい草栽培の現場へ出向き、農作業のお手伝いをさせてもらっています。
い草の育ち方や一本一本の質、泥染めの工程などなど、本当に勉強になります。
当店は、「くまもとグリーン農業応援宣言店」として、これからもずっと、熊本産畳表の素晴らしさを伝えていきたいと思っております。
畳表のグレード・価格の差は、どこで見分けるのでしょう?
い草の長さや質、色味、織りの密度や技術など、実際に見比べてみると、その差は歴然です。
そして畳表の真価が問われるのは、「退色の美しさ」。
質の良い畳表で作られた青い畳は、5年後には美しい黄金色に変わります。
「退色」を愛でる……そんなワビサビを楽しめるのも畳文化の豊かさだなぁと思います。
い草は、刈り取られた長さによって8段階のグレードに分けられます。上級品は140cm以上、下級品とは30cm以上の差があります。
畳表の端を見比べてみてください。左のように青く均一なものは新しいい草だけで織られていますが、右の下級品には、変色したい草も混じっているのがわかります。
違いがはっきりと現れる5年後。上質な畳表は、美しく均一な黄金色に変化しますが、普及品は、退色にバラツキが出てバーコード状になってしまいます。
当店推奨の熊本産畳表にも様々なグレードがございます。
ご使用になるお部屋や畳替えの頻度などなど、目的とご予算にぴったりの畳表をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。